築40年の中古マンション DIY スケルトン④ 解体編2

 セルフスケルンまでの経緯

 築40年の中古マンショを購入し、自分たちの理想の空間を目指してフルリノベーションすることになりましたが、リノベ費用が予算を大幅にオーバーすることに。少しでも費用を抑えたい一心で、自分で室内を解体してスケルトンすることに挑戦しました。
 これからマンションを購入し、セルフスケルトンへの挑戦を考えておられる方へ、解体、費用など役立つ情報を発信できればと思います。
 マンションは100平米あり、解体費用は約150万円の見積もりでした。 

作業の時間帯について

 一日の作業の時間帯についてですが、午前9時頃にマンションに到着していましたが、この時間から壁を壊すような大きな音を立てる勇気がなく、10時頃までは音のならない作業(壁紙を剥がす、ガラ袋に廃材を詰める)を行なっていました。
 10時から騒音に注意を払いながら本格的に解体作業を開始しました。お昼時の12時から13時はマンション住民に配慮して一旦作業を中断し、昼食をベランダでさっと済ませて、残りの時間は廃材の詰まったガラ袋を、停めてある軽トラに積み込む作業をしました。(なぜこの時間に廃材の積み込みをしていたかというと、解体を始めるにあたって、近隣住民に挨拶した際に「音の出る作業はやめてほしい」と言われるなど、まあまあな冷ややかな対応でした。そのため私のメンタルは解体開始前からやや崩壊気味で、お昼時に住民と顔を合わさぬように、こそこそと荷物を積み込むのでした、、、、工務店の方々のメンタルはすごいと思いました。)

 ちなみにガラ袋ひとつが重いもので20キロあり、それを両手にひとつずつ持ち、4階から1階まで運んでおりました。(私のマンションにはエレベータがありませんでした。泣) 作業終了は15時を目処にし、昼以降にでた廃材を軽トラックに積み込んで帰宅するという流れでした。(15時以降も作業できましたが、実家までが車で1時間弱かかるため早めに作業を切り上げていました。)
 
 始まった当初から肉体的にも精神的にもかなりきつい毎日でしたが、やりかけたものを途中で投げ出すのは性に合わず、最後までやり切る覚悟でマンションへ向かう日々でした、、、、

 和室の解体がかなり進んでおり、天井を残すだけです。出てくる木材や石膏ボードも作業終了後にガラ袋につめて運び出し、床面も最後にほうきとチリトリで掃除していました。常に整理整頓を心がけています。
 

 和室の後は納戸部分に入りましたが、この頃からまず石膏ボードを剥がしていき全て下地の木材を露出させるという戦法に切り替えました。(工場の流作業のように、同じ作業を繰り返した方が効率が良いと以前テレビで見た気がします。)
 右の写真は納戸部分とキッチンの石膏ボードを剥がした状態です。

 納戸部分の解体がほぼ終わった状態です。
 躯体接している壁の石膏ボードを剥ぎ取ると、中には躯体を覆うように隙間なく敷き詰められたグラスウール(梁部分の黄色いもの)が出てきました。グラスウールはワタ状の断熱材で、触るとチクチクし、腕などの露出部分に付着するとなかなか取れずいつまでもチクチク痛いです。必ず長袖を着用し露出部分をできるだけ無くす方が良いと思います。またグラスウールはかなり細かいため吸い込まないように防塵マスクも必須です。

※グラスウール
 安価で高い断熱性をもつことから、住宅用断熱材として広く使われている資材で、原料は資源ゴミからできたリサイクルガラスを、高温で溶かして細かい繊維状にして使用します。 他の素材と比べて、年月を得ても変形や劣化がなく、吸音性、断熱性に優れている。また発がん性はなく、万が一、体内に入ってしまったとしても、体液によって溶かされるそうです。(※ネット情報)

 キッチンの間仕切り壁も解体できました。中からは排水用の縦管が見えています。
 壁や天井をを解体すれば、木材がたくさん出てくることになります。木材をガラ袋に入れるため、切断して大きさを調整することにとても時間がかかりました。当初から手ノコや膝を使って折るなどしていましたが、量が多すぎて作業後半になりマキタの丸ノコを購入しました。あまりの木材カットの速さに感動しました。(効率効率とずっと考えていましたが、当初はかなり非効率でした、、、)
 仕切りがなくなるととても広く感じます。リノベーションが楽しみでした。

次回、フローリングの解体に続く・・・

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