築40年の中古マンション DIY スケルトン② 解体を始める前に

 セルフスケルンまでの経緯

 築40年の中古マンショを購入し、自分たちの理想の空間を目指してフルリノベーションすることになりましたが、リノベ費用が予算を大幅にオーバーすることに。少しでも費用を抑えたい一心で、自分で室内を解体してスケルトンすることに挑戦しました。
 これからマンションを購入し、セルフスケルトンへの挑戦を考えておられる方へ、解体、費用など役立つ情報を発信できればと思います。
 マンションは100平米あり、解体費用は約150万円の見積もりでした。 
 

解体を始める前の注意点


 マンションを購入しても、すぐに解体作業を始めていいわけではありません。作業に入る前に管理組合に申請を出すなど決められた手順を踏む必要があります。


① まずは管理組合に工事の申請を

② マンションの住民に説明します

③ 解体の時間帯

④ 解体時の騒音について
 

 ① まずは管理組合に工事の申請を
 マンションを購入したからと言って、勝手に解体を始めてはいけません。まずは管理組合に工事の申請をする必要があります。常駐している管理人さんや管理会社に連絡し申請用紙をもらい、申請用紙に記入の上、管理組合の承諾をもらいます。私のマンションの場合は、管理組合の承諾をもらう前に、自分の部屋が接している全ての部屋の住民に承諾をもらう必要がありました。

 また工事の時間帯なども決められているためそれに従って行います。

 ② マンションの住民に説明します。
 解体が始まれば、騒音等で近隣住民にかなりの迷惑がかかります。事前に解体工事を行う期間や、自分で解体すること、騒音、時間帯にも配慮する旨を伝えて住民の理解を得ましょう。私は手みあげを持参しマンション住民の方へ説明に行きました。
 ちなみに説明へは自分の部屋の接しているお宅(上下左右、斜め)は最低限行っておきましょう。

 ③ 解体の時間帯
 解体の時間帯を考えましょう。管理組合によって工事の時間が決められていますが、いくら申請をして承諾を得たといっても、決められた時間いっぱい使うのは避けた方が無難です。私のマンションは工事の時間が8時30分から17時までと決められておりましたが、朝8時30分から騒音を立てるのが申し訳なくて、大きな音の出る作業は10時から15時頃と決めていました。お年寄りや在宅ワークなど、日中自宅に居られる方もいるかもしれません。リノベーションが終われば、自分たちが住むことになります。なるべく配慮して、朝の時間帯は音の立たない作業(私は解体したものをガラ袋に詰める作業を行いました。)を行いましょう。

 ④ 解体時の騒音について
 解体作業はどうしても音が出てしまいます。特に築年数の古いマンションではスラブ(床面の躯体)の厚みが今のマンションと比べて薄ため音が上下階に伝わりやすいです。そのため、不用意に廃材を床に投げる、金槌でガンガン叩くなどは、相当な騒音が周囲へ伝わってしまいます。住民に配慮するためそっと置くなど細心の注意を払いましょう。
 また解体中は石膏ボードの粉塵や埃などが舞い上がるため、窓を開けていれば室内から外に出て行きます。住民が洗濯物を干していれば粉塵がつきかねません。苦情が来れば工事が中断してしまいます。(マンションの苦情は意外と簡単にきます。私も苦情が来て中断をしました。後々説明できればと思います、、、)そのためにも窓は締め切って行いました。細心の注意を払いましょう。

 今後、自分たちが住み続けるマンションです。手続きや説明などをきっちり行い、周囲への配慮を欠かさず、管理組合、マンション住民と風通しの良い関係を作りましょう。

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