解体、セルフスケルトンまでの経緯
築40年の中古マンショを購入し、自分たちの理想の空間を目指してフルリノベーションすることになりましたが、リノベ費用が予算を大幅にオーバーすることに。少しでも費用を抑えたい一心で、自分で室内を解体してスケルトンすることに挑戦しました。
解体期間は約2ヶ月かかり、重労働が多く肉体的にも精神的にも大変でしたが、スケルトンになった空間出来上がった時の達成感は計り知れないものでした。
これからマンションを購入し、セルフスケルトンへの挑戦を考えておられる方へ、解体、費用など役立つ情報を発信できればと思います。
マンションは100平米あり、解体費用は約150万円の見積もりでした。
まずは情報収集から始めました。ユーチューブやネット検索を行ってある程度の作業の流れを理解し、解体に必要な道具を集めました。
実際に解体作業によく使用した道具を紹介したいと思います。
解体に必要な道具
① バール
② リフォームバー
③ ガラ袋
④ 脚立
⑤ インパクト
⑥ 電動丸のこ(バッテリー式)
⑦ 防塵マスク
⑧ その他の工具類(ノコギリ、金槌、ペンチ、モンキーレンチなど)
ほとんどは実家にあったものを使用し、右の写真、真ん中のリフォームバーをホームセンターで購入しました。正直このリフォームバーが一番活躍し、これなくしては解体は全く前に進まない、と言っても過言ではありません。(当初はL字のバールを使っていましたが、全く進まずホームセンターで購入しました。)
① バール
バールについてはロングとショートが必要でした。
バール・ショートは壁の石膏ボードを剥がす際、初めの穴を作るのに必要でした。あとは予期せぬ場所に釘があれば除去でき活躍しました。
バール・ロングは主に壁や床の躯体に、打ち込まれている木材を除去するのに活躍します。バールショートではテコの原理が働かず思うように外れませんでした。大型のバールほとんど力を込めずに、床面や壁などの躯体に打ち込まれた、木材を簡単に除去できました。
② リフォームバー
リフォームバーはめちゃくちゃ使用しました。壁の石膏ボードを剥がすことや、簡単な木材を壁から剥がすなど、とにかく先端をどんな隙間にでも差し込むことができます。また先端の幅が広く、面で捉えることができて石膏ボードが一度に剥がれます。本当に有り難かったアイテムです。
③ ガラ袋
ガラ袋は出てきた廃材を詰め込み搬出します。解体を進めていけばかなりの量の廃材が出ます。ガラ袋は丈夫なので、釘がでた木材などを詰め込むには最適です。廃材を効率よく運び出すには必須アイテムです。これはホームセンターで25枚で1000円弱だったと思います。
④ 脚立
脚立は天井などの高い位置を破壊するのに活躍しました。あまり大きいサイズは必要なく、天井まで届く小ぶりのものを使用しました。
⑤ インパクトドライバー
インパクトドライバーはコンセントやスイッチなどの電気関係、キッチン周りなどの設備関係を解体するのに使用しました。私は実家にあったマキタ・インパクト14.4Vを使用しました。18Vと比べてやや小ぶりで取り回しもよく、解体の際にはパワー不足等感じず問題なく使用できました。
⑥ 電動丸のこ(バッテリー式)
電動丸のこは天井や壁を支えている木材をカットするのに使用しました。初めは手のこを使用していましたが、膨大な量の木材をカットしてガラ袋に詰め込む作業に嫌気がさし、ネットでマキタ・バッテリー式丸のこ14.4Vを購入しました。バッテリー式にしたのは、解体中は電気が使えなかったためです。もともとインパクトドライバーを14.4Vを使っていたため、同じバッテリーで使用可能ということで購入しました。手のこに比べて効率の良い作業に感動しましたが、ややパワー不足で分厚い角材を切るときは途中で止まったりします。(もしかするとバッテリーの劣化かもしれませんが・・・)
⑦ 防塵マスク
防塵マスクは必須アイテムです。石膏ボードや木屑、断熱材のグラスウールなどは解体中に粉塵となって細かく舞い上がります。吸い込んで健康に悪影響が出ないようにしっかり対策する必要があります。
⑧ その他の工具類
手のこ、ドライバー、金槌、ペンチ、モンキーレンチなどを持っていきましたが、そこまで使用頻度は高くありませんでした。解体の進行具合に応じてその都度必要ものを集めてください。
中古マンション、セルフスケルトン解体、道具編は以上になります。次回は実際にどのように解体を進めていったかをお話しできればと思います。
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